2015年1月24日土曜日

003 トリコ・A 「赤ずきんちゃん」

赤ずきんちゃんをモチーフに登場人物たち、みんながオオカミに見えてくる。
作演の山口茜さんの頭の中はどうなっているのだろう。
まるで絵本の中を観ているような美術に登場人物たちが現れる。
コミカルに描かれる登場人物たち、なんか不思議な関係性のずれを感じる。
段々と恐さが沁みてくる。
オオカミだけじゃない、赤ずきんちゃんは誰?と不思議に思えてくる。
オオカミを作りあげたのは、赤ずきんちゃんを作りあげたのは、私たちではないのか。
そういう意味では、気持ちの悪い芝居でしたし、気分を害しもしました。
演者が巧みなだけに余計にそういう気持ちになってしまいました。
ツイッターで絶賛の声を読んではいるのですが、僕には意味が分からなかったのです。
ただただ恐ろしくて、人間は嫌だ嫌だと思って帰ったのでした。

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